青雲堂 三代目結納司・川口惠子

人と人、家と家との結びつきの大切さを再認識させられる結納という儀式

京都青雲堂は、大正9年(1920年)に初代・川口瀧助が京都三条の地で和紙屋を創業したのが始まりです。当時から結納用品も販売させていただき、二代目が父の慶太郎そして私で三代目となります。
結納司とは、ご縁があって両家が揃われた席での結納の儀式を司ります。最近では仲人を立てることも少なくなり、その代わりに結納司が進行をさせていただきます。また、ご両家の「伝えたいこと・聞きたいこと」などを双方の間に入って取り持つお役目もさせていただいております。こうした事で、ご両家の意向をスムーズにお伝えることが出来るのです。

近年は、何かと儀式も簡略化される傾向にありますが、せめて京都人として、そして伝統を受け継ぐ者として今日の人達に結納という儀式を伝承できればと思っております。

一生の思い出作りの橋渡しをさせて戴きます。

青雲堂三代目結納司 川口 惠子

結納司の役割

結納儀式を始めるにあたり、女性側は無言で男性側が持参されます結納調度品を迎えます。仲人もしくは両親が床の間に飾り終えた後にはじめて結納を納める挨拶をいたします。
まず男性側はお嬢様のご両親に結納を納める口上をいたします。
女性側はこれに対し(幾久しくお受けいたします)という挨拶をいたします。
これによって結納はとどこうりなく終わるわけです。

結納司というのは、そう言った進行をスムーズに運びます。また、お互いの両家の掛け渡しもさせていただきます(言いたいことや、聞きたいことなど、両家にかわって伝えたり聞いたりいたします)そうすることによって角ができにくくなります。最近では仲人を立てることが少なくなりました。
せめて、結納という儀式をすることによってことの大切さや重大さを認識してほしいものです。

私は最後に(結婚するまでは、両目であいてをよく観察し、でも、結婚をしたら片目で相手を見て暮らしなさい)といいます(笑)こんなジョークも交えながらその場を和やかな気分にもっていくのも結納司のお仕事だと思っています。